第66回 2023年初のお山歩「水戸市内寺社巡りウォーキング」の報告


2023年の年始めのお山歩は、水戸市内寺社巡りウォークと初めて山登りのない企画で1月21日(土)に実施しました。当初計画は14日だったのですが、天候不順のため1週間延期して実施したものです。当日は晴天の中、千波湖を出発して上水戸方面まで5つの神社と5つのお寺を巡り歩きました。
1.参加者(計6名)
   主宰、Fさん、Mさん、Kさん、Tさん、Oさん
2.行程実績
   0930〜0945 団地発〜千波湖P
   0945〜0955 出発準備、トイレ、準備体操
   0955〜1125 千波湖P〜常盤神社〜神崎寺〜東照宮〜芸術館(休憩10分)
   1135〜1235 芸術館〜八幡宮〜祇園寺〜桂岸寺・保和苑(昼食休憩25分)
   1300〜1425 保和苑〜光台寺〜愛宕神社〜本行寺〜沢渡川公園(休憩7分)
   1432〜1515 沢渡川公園〜護国神社〜千波湖P
        (歩行距離:約13.6km、歩行時間:約4.5時間、高低差:約35m)
   1515〜1530 千波湖P〜団地




3.会計報告
(収入)参加費
   @ 主宰以外: 800円/人×3名+700円/人×2名=3,800円
   A 主  宰: 200円                 計4,000円
(支出)
   @ 駐車料金: 500円/台
   A 主宰経費: 3,500円=700円/名×5名
      (主宰除く。配布資料作成、配布用写真、HP作成維持費等)
                                計4,000円
 
4.その他(コース概要など)
 例年の年始めお山歩は、1年の安全祈願を兼ねて神社参拝を含めたコースで実施していますが、ネタ切れとなったため今回は水戸市内の神社・お寺を巡るロングコースのウォーキングにしてみました。
 普段歩くことない街を歩いてみるのは新しい発見があったりするものです。外観はほぼ完成している新市民会館を眺めたり、神社の長い階段を登ったり、由緒あるお寺を知ることができたり、通りかかったお菓子屋でシュークリームを買って食べたりと、見所も多く楽しい一日になりました。
 
以上


「水戸市内寺社巡りウォーキング」写真集


団地を出発して千波湖P(土日有料)に到着。
装備をして親子像の前で記念撮影。9:55出発です。



まずは偕楽園に向かって歩道橋を歩いて行きます。



常磐線を越えたら左折して偕楽園駅方面に向かいます。
偕楽園南面にある紅梅が早くも咲いています。



常盤神社の入口に着きました。



正面から見るとこんな感じです。



階段を登って



常盤神社です。常盤神社の概要は次のとおりです。
・明治元年(1868年)に義公、烈公の祠堂(しどう)が創立、明治天皇の勅旨により
 明治6年(1873年)に「常盤神社」となる
・御祭神:@ 徳川光圀公(高譲味道根命(たかゆずるうましみちねのみこと))
     A 徳川斉昭公(押健男國之御楯命(おしたけおくにのみたてのみこと))



参拝をして



一つ目の常盤神社を制覇して記念写真を撮ります。



拝殿を背にして左手に歩いて行きます。
駐車場を脇に観て真っすぐ行けば次のポイント「神崎寺(かみさきじ)」です。



常盤神社から数分で神崎寺に到着です。早速参拝。



二つ目を制覇して記念写真撮影。神崎寺の概要は次のとおりです。
・創建年不明。元亀3年(1572年)に中興。貞享4年(1687年)に境内で発見された銅鋳製
 円筒形の妙法経筒に長承2年(1133年)の銘があることから平安時代後期にはすでに存在
 していたとも推測されている
・本 尊: 大日如来
・真言宗豊山派
・不動堂に安置する不動尊は「開運水戸不動」と呼ばれる
・北関東三十六不動尊霊場の二十七番札所(東国三十三観音の第一番札所)



宝塔があったのでここでも記念写真を撮りました。
真言宗はこのような宝塔があるお寺が多いような・・・



本堂の外観はこんな感じ。



道路に出て次の東照宮へ行きます。
すぐのところに「西の谷」へ下りる近道があるのでそこを通ります。



備前町を歩いています。古い街並みなので道路が狭いですね。



脇道を見るとアートタワーと新市民会館が見えます。



坂を下りると「紀州堀緑地」です。
ここは梅香トンネルからの道路と千波方面に行く道路の交差点辺りです。



梅香町を歩いてきました。交差点を渡り工事中の道路脇を通って行きます。



角度を変えるとこんな感じで、共同病院の裏側を歩いています。



東照宮の下に着きました。上の建造物が落ちて来そうでちょっと怖いかも・・・



右側は宮下銀座。



階段を登って境内に到着。



奥行のある庇の奥が拝殿。それぞれ参拝します。
天井画が梅なのが水戸らしい感じ・・・



今日4回目の記念撮影。
水戸東照宮の概要は次のとおり。
・水戸初代藩主徳川頼房公が元和七年(1621年)に父徳川家康公の御霊をこの地に
 祀ったのがはじまり
・主祭神: 徳川家康(東昭公)、配祀:徳川頼房公(威公)
・正式名称「東照宮」、一般に「権現さん」という
・天保3年(1646年)に頼房公から奉納された大神輿(2015年に大改修)や斉昭公
 が考案した鉄製戦車「安神車」などがある



これが「安神車」の現物。



「安神車」の説明書き



野口雨情の記念碑もありました



宮下銀座に下りてみると一角に「水戸みやぎん寄席」が・・・!
水戸にも寄席ができてたんですね。知りませんでした。
今日は落語をやっているようで入場料は2500円。12:30〜と15:30〜2回公演です。



銀杏坂に出て鳥居を見ると派手派手になってました。
以前は灰色だったような気がしますが・・・



本通りから中通りを歩いて最初の休憩ポイントの芸術館到着です。
トイレは芸術館を利用することにしました。



芸術館の反対側は新水戸市民会館です。外観はほぼ完成しているみたい・・・
オープンは7月2日に開館記念式典、7・8日には「ゆず」のこけら落とし公演があるそう




新水戸市民会館に映るアートタワーを撮ってみました!



五軒町、金町を歩いて交差点から坂を下ると水戸八幡宮の入口です。



階段を上がり切ったら駐車場で、八幡宮はその先です。



八幡宮到着。思ったよりも人が多く賑わっています。



早速参拝します。初めて来たKさんは参拝後周辺をウロウロしてました。



3つ目の神社で記念撮影。水戸八幡宮の概要は次のとおりです。
・文禄元年(1592年)水戸城主佐竹義宣により創祀
・創祀以来の水戸城主代々の崇敬社で常陸国水府総鎮守。古くは「白幡山八幡宮」と呼ばれる
・御祭神: 八幡祭神
       @ 応神天皇(誉田天皇(ほむたのすめらみこと))
       A 神功皇后(気長足姫尊(おきながたらしひめのみこと))
       B 姫大神(神道の女神)
・国の天然記念物「御葉付公孫樹(おはつきいちょう)」がある



八幡宮から少しで次のポイントの祇園寺に着きました。
祇園寺の隣は茨城中学・茨城高校です。



本堂と何やら実を付けた樹があります。Mさんが後で調べてくれて「センダンの木」だそうです。



参拝します。三つ葉葵の御紋があるので徳川家に関係のあるお寺ですね。



今日二つ目のお寺で記念撮影。祇園寺の概要は次のとおりです。
・始まりは佐竹義宣が創建した「天徳寺」で、元禄5年(1692年)に徳川光圀公が再興し
 正徳2年(1712年)に「寿昌山祇園寺」と改称される
・本 尊: 釈迦如来
・曹洞宗 寿昌派本山(明治7年(1874年)に寿昌派本山は廃止)
・洋画家の中村彝、詩人の山村暮鳥、漫画家の山田みのるの墓がある



道中にナムチェバザール隣のコンビニで食料を調達し、桂岸寺の山門まできました。



桂岸寺よりも「二十三夜尊」が馴染みがあるかも・・・



鳳凰と龍の彫刻飾りが立派です。



参拝して裏側にある保和苑でお昼にします。



予定よりも20分遅れの12:30到着、待望のランチです。
途中のお店で買ったシュークリームもみんなで食べました。



ランチを終えて次のポイントに行く前に記念撮影。桂岸寺の概要は次のとおり。
・天和2年(1682年)檀海和尚が開山した真言宗豊山派の寺院
・正式名称「大悲山保和院桂岸寺」、地元では「谷中の二十三夜尊」と呼ばれる。
 天和2年に建立され当初は「香華院(こうげいん)」と称していたが、元禄7年
 (1682年)に徳川光圀公の命令で「保和院」と改称、さらに宝暦5年(1755年)
 に現寺号を称するようになる
・本 尊: 開運二十三夜得勢至尊(勢至菩薩)
・桂岸寺の庭園である「保和苑」が隣接。当初の「保和園」は大正時代に荒れて
 いたが昭和時代に住職の奥さんを中心とした周辺住民からなる保存会によりア
 ジサイを植えるなどして日本庭園造りが行われ現在の「保和苑」となる



桂岸寺から123号線を渡ると次のポイントの光台寺に到着、早速参拝です。



撮影しにくいお寺なので入口の山門で記念撮影しました。光台寺の概要は次のとおり。
・天正11年(1583年)に佐竹義宣公の開基により雲雪上人が開山
・正式名称「遍照山義宣院光台寺」
・浄土宗
・本 尊: 阿弥陀如来



末広町三丁目から脇道に入ると愛宕神社参道入口の鳥居があるのでそこを進みます。



教育研修センターや水戸原子力事務所のあった空き地を右に見ながら進むと愛宕神社です。



愛宕神社入口正面に着きました。
神社のあるここのこんもりとした山は愛宕古墳だそうです。



神社には階段がつきもの。ここまで8km以上歩いているのでお疲れのメンバーも・・・



愛宕神社本殿到着。ここでも参拝します。



他の参拝者もなく静かな所でした。愛宕神社の概要は次のとおりです。
・御祭神: 火之迦具土神(ひのかぐつちかみ)・・・火を守る神様
・天慶元年(938年)に現在の石岡市に勧請したのが始まり。長和3年(1019年)に水戸城内
 に安置、元亀年中(1570年〜72年)に水戸城外三の丸に遷座、天正8年(1580年)佐竹義宣
 が現在地に移したと伝えられる
・愛宕山古墳に鎮座する



茨大附属中・高校から袴塚交差点を渡って少し行くと次のポイント本行寺到着です。



お寺は五つ目で最後です。参拝して記念撮影。本行寺の概要は次のとおり。
・正式名称「法栄山本行寺」
・日蓮宗
・本 尊: 釈迦牟尼仏、鬼子母神、七面大明神



本行寺からは千波湖方面に上水戸二丁目、東原三丁目と戻ってきます。
アダストリア水戸アリーナから沢渡川に下りて後半の休憩ポイントに到着。
沢渡川公園のベンチでしばし休憩。ここまで11km以上歩いてきました。



沢渡川公園の遊歩道を歴史館下方面に歩いて行きます。



後ろに見える建物はアダストリア水戸アリーナ。



フェンスの扉から歴史館下の水車や蓮池方面に進みます。



偕楽園吐玉泉下の公園で白梅が満開になってました!



少々お疲れの二人は階段をパスしてエレベーターを使いました。



最後10ヶ所目のポイント茨城県護国神社に来ました。



最後の階段上り・・・。頑張ります。



最後の鳥居と拝殿です。ここまで12km以上歩いてきましたね・・・



最後の参拝。日本と世界の平和を祈って・・・
無事10ヶ所の寺社巡り参拝を終え落伍者なく完遂しました!



最後の記念撮影。茨城県護国神社の概要は次のとおり。
・御祭神: 全県下の戦没英霊
・水戸藩関係の烈士等1千8百余柱の御霊を祀る「鎮霊社」として常盤神社境内に明治11年
(1878年)創建、日露戦争、日支事変等で戦没御祭神が急激に増加したことから昭和16年
(1941年)に桜山に移し「茨城県護国神社」と改称。敗戦により昭和22年(1947年)に
「桜山神社」となるが、昭和29年(1954年)に復称される。



お二人は神社下の駐車場で待っているお迎えの車へ。お疲れ様でした。
残りの4名はスタート地点の千波湖駐車場へ向かいます。



月の池のほとりに建設中の建物が・・・。
4月オープンの「The 迎賓館 偕楽園別邸」という結婚式場だそうです。



旧6号国道の下のトンネルを抜ければ駐車場、ゴール到着です。
今回の水戸市内寺社巡りは合計13.6kmのウォーキング、皆さんお疲れ様でした。

Fin
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