第60回 東北一番人気の百名山「安達太良山」軽登山の報告


 2022年3回目のお山歩は5月21日(土)、東北の百名山「安達太良山」に行ってきました。当日は青空はなかったものの雲が高くて風も弱く最適な登山日和。下山はくろがね小屋から馬車道を歩き、途中から「あだたら渓谷自然遊歩道」にも寄り道してきました。山頂では360度パノラマ眺望、異世界のような沼の平、渓流と滝のあだたら渓谷と、一同大満足の一日でした。

1.参加者(計4名)
   主宰、Iさん、Fさん、Tさん
2.行程実績
   05:30〜08:10 団地発〜常磐・磐越・東北道〜二本松IC〜奥岳登山口P
   08:10〜08:40 登山準備、ロープウエイ(始発8:30)で山頂駅へ
   08:45〜11:10 山頂駅発〜安達太良山頂〜沼の平眺望地点(昼食30分)
   11:40〜12:50 沼の平眺望地点〜峰の辻〜くろがね小屋(休憩10分)
   13:00〜15:00 くろがね小屋〜あだたら渓谷〜奥岳登山口
    (歩行距離:約11km、歩行時間:約4時間30分、高低差:登り約350m・下り約760m)
   15:25〜16:00 岳温泉「岳の湯」入浴
   16:00〜19:00 岳の湯〜安達太良SA〜東北・磐越・常磐〜東海SIC〜団地



3.会計報告
(収入)参加費
   @ 主宰以外: 6,200円/名×3名=18,600円
   A 主  宰: 4,000円 
                                計22,600円
(支出)
   @ 交通費(主宰号): 9,200円=2,300円/名×4名
     ・燃料代: 4,620 円(約390km、軽油:140円/l、燃費:15km/l)
     ・高速料金(日立南IC〜二本松IC):2,770円
     ・高速料金(二本松IC〜東海SIC):2,810円
   A 運転慰労金: 4,500円(往復約390km)
      1,500円×3名(主宰除く)
   B 実  費: 5,800円=1,450円/名×4名
     ・ロープウエイ: 1,050円/名×4名=4,200円
     ・入浴料(岳の湯): 400円/名×4名=1,600円
   C 主宰経費: 2,100円=700円/名×3名
          (主宰除く。配布資料作成、配布用写真、HP作成維持費等)
                                計22,600円

  4.その他(コース概要など)
 安達太良山は今回で3回目。RW山頂駅から山頂乳首までの登りは350mほどなので比較的楽に登れるコースです。今回は時節柄シャクナゲはまだまだでしたが、ショウジョウバカマがあちこちに咲いているのが見られ、また、登山道の一部に雪渓が残っていて雪上歩きも楽しめました。山頂乳首では磐梯山や吾妻連峰一望のパノラマ絶景。ランチは時間が予定よりも早かったので牛の背から沼の平眺望地点まで行って沼の平の異景を眺めながらにしました。
 下山は峰の辻からくろがね小屋方面へ。くろがね小屋ではトイレを借用(チップ要)し、馬車道で下るもダラダラ下りに飽きて途中から旧道歩きで時間短縮。ゴールまであと少しの橋に到着したところで「あだたら渓谷遊歩道」経由で登山口に戻ることにしました。安達太良山4回目の主宰も「あだたら渓谷遊歩道」は初めて。滝川渓谷のようなところで、ここを歩くだけでも十分楽しめるコースでした。特に秋はお薦めかも・・・。なお、いつも入浴する「奥岳の湯」は混雑のため、岳温泉まで下りて共同浴場の「岳の湯」を利用しました。
以上


「安達太良山」軽登山写真集


団地から3時間弱の8時10頃にロープウェイ山麓駅のある奥岳登山口駐車場に到着。
土曜日のせいか、すでに駐車場には多くの車が停まっていました。
まずはこの登山口の立標で出発前の記念撮影。



ロープウェイに乗るために乗り場へ。
8時30分からの運行なので他のハイカーとともに少々待ちます。
山頂駅方面は薄曇りです。



山頂駅に到着して早速出発準備。
8時45分、予定よりも早く出発です。



スタートしてすぐの分岐を右へ。
薬師岳パノラマパーク(展望台)に寄ります。



薬師岳展望台。
立標には「この上の空がほんとの空です」と書いてあります。
高村光太郎の「智恵子抄」ですね。
後方の一番高い所が安達太良山。山頂のポコッとした所が「乳首」。
安達太良山は俗に「乳首山」とも言うそうです。



すぐ隣に薬師岳の山頂立標と祠があるので寄ってみました。
これが立標。



祠で安全祈願・・・



安達太良山方面の登山道に合流して先に進みます。
しばらくは木道歩きで楽です。



所々にピンクというか紫というか可愛い花が咲いてます。
「ショウジョウバカマ」です。漢字では「猩々袴」と書くらしいです・・・



木道が終わると登山道らしい道になってきました。



スタートから45分ほどで休憩ポイントに着きました。
後方に山頂方面が見えます。



登山道がだんだんと険しくなってきました。
頑張って登ります。



見晴しの良い所に出ました。
山頂駅の屋根と先ほどの休憩ポイントが見えます。



シャクナゲのつぼみが赤く膨らんでいました。
この辺は陽当りが良いせいか少し早く咲くみたいですね。



リクエストに応えて周りの風景に絡めて撮ってみました。



残雪地帯です。
スリップしないよう靴を蹴り入れるようにして歩きます。



せっかくなので雪上でパチリ。
昨冬の積雪が多かったのか、この時期ならではの光景ですね。



せっかくの雪だからとIさんが撮ってくれました。



だいぶ広々としてきました。山頂まではもう少しです。



小さく一杯咲いている花がありました。
調べたら「ミネズオウ」というらしいです。



山頂の乳首が大きく見えてきました。
山頂広場まではもうすぐです。



右側の稜線方向。
牛の背から鉄山方面です。右側には峰の辻に下りる登山道も見えます。



牛の背方面をバックにパチリ。



山頂乳首をバックに乳首マークをつくってパチリ・・・



Iさんが撮ってくれたTさんとのツーショット。
Tさんのご主人には申し訳ないですが・・・



10時30分、山頂広場到着です!
ここから見る乳首は尖ってます・・・



ザックをデポして乳首山頂へ向かいます。
途中から見た山頂広場。



乳首山頂に着きました! ここが安達太良山の本当の山頂です。
歪んでいる三角点にタッチ・・・



他のハイカーに撮ってもらいました。



IさんとTさんがそれぞれ撮ってくれました。これはIさん写真



こちらはTさん写真



山頂からのパノラマ。こちらは北側の鉄山方面



こちらは西側の船明神山方面。遠くに磐梯山が見えます。



乳首山頂を楽しんだ後は山頂広場まで下ります。
一方通行なのですが本来ルートでない所だったらしくちょっと険しい所を下ることになりました・・



山頂広場を後にして牛の背を歩いて行きます。



こんな感じのところを歩いて行きます。正面の一番高いところが鉄山。
「てつざん」と呼ぶことが一般的ですが本当は「くろがねやま」というらしいです。



山頂をバックにしてパチリ。



沼ノ平近くの標識まできました。左方面は船明神山を経て沼尻登山口に下りるルート。
我々は鉄山方面に行きます。



沼ノ平を見下ろす所に来ました。
沼ノ平は噴火口跡で今でも有毒ガスが出るので火口方面は立入禁止です。



初めての3人はこの光景にビックリ。写真を撮ってあげました。



沼ノ平を見下ろすポイントでお昼を摂ることにしました。
食事中をTさんが撮ってくれました。



食事が済んだところで記念写真。



楽しんだ後は下山。峰の辻方面に下りて行きます。



下山路にも雪渓が残ってました。下りは滑るので慎重に・・・



急傾斜ではないですが岩ゴロゴロなので慎重に進みます。



右方面に残雪と山頂乳首。



峰の辻に着きました。ここは広いので休憩ポイントになっています。
山頂の乳首も良く見えるポイントで、ここから少し下って山頂に直行するルートもあります。



峰の辻を後にして先へ進みます。また残雪が・・・



ひたすらに黙々と下ります・・・



鉄山への馬の背を望むポイントで少々休憩。



くろがね小屋が見えてきました。



登山道脇にピンクの花が咲いてました。ヤシオツツジみたいです。



くろがね小屋到着です。女性軍はチップを払ってトイレを借ります。
小屋は県営だそうで、温泉のある山小屋として有名です。



休憩後は馬車道を行きますが鉄山方面を名残惜しく眺めてみます。
この先には岳温泉の源泉があるそうですが立入禁止です。昔は登山ルートもあったそう。



馬車道の脇にミズバショウが咲いてました!
昨年の尾瀬以来ですね。Fさんが写真撮ってます。



ミズバショウのアップ。



道路脇にはあちこちにショウジョウバカマが咲いていました。



この辺りのショウジョウバカマは登りで見たものよりもピンク系が多いようです。



ツツジも咲いてました。
馬車道は楽ですが単調・・・



つまらないので途中から旧道の登山道を下りることにしました。
こちらのほうが楽しいかも・・・



旧道を下りきって少し行けばスキー場脇を歩いてゴールです。



橋まで来たところで左側の川沿いに遊歩道が見えました。
主宰は行ったことがないのですが、地図で確認すると登山口に合流するので行ってみることにしました。



滝川渓谷のようなところで最後に楽しい場所を見つけて大喜び。
疲れも吹き飛んではしゃぎながらの渓谷歩きです。



他のハイカーに橋の上での写真を撮ってもらいました。




Tさんが撮ってくれた一枚



少しプロっぽく撮ってみました。
後で調べたら昇竜滝という名前のようです。



昇竜滝をバックに記念写真。
山登りにきてこんな写真が撮れるというのは嬉しいですね。



橋の上でポーズ。
楽しくてしょうがないという感じ・・・



魚止滝と書いてありました。綺麗な滝ですね。



これもTさんが撮ってくれました。



ここは「あだたら渓谷自然遊歩道」というのが正式名称のようです。
下山後のご褒美というか最後のお楽しみとして最高の場所でした。紅葉時期は綺麗かも・・
間もなくゴール、お疲れ様でした。あとは温泉、温泉・・・


Fin



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