第52回 水芭蕉咲く「尾瀬ヶ原」ハイキングの報告


 5月31日(月)、絶好の天気の中、鳩待峠から山の鼻に下りて水芭蕉満開の尾瀬ヶ原をハイキングしてきました。当初計画では牛首分岐までの往復を予定していましたが、想定よりも早いペースだったため下ノ大堀川を経て竜宮小屋まで足を伸ばし、ハイシーズンの尾瀬ヶ原を堪能してきました。

1.参加者(計5名)
   主宰、Iさん、Kさん、Tさん、Fさん

2.行程実績
   0430〜0730 団地発〜北関東・関越道経由〜尾瀬戸倉P
   0740〜0805 尾瀬戸倉P〜(ワゴン車)〜鳩待峠(1591m)
   0810〜0910 鳩待峠〜山の鼻(1409m、休憩)
   0925〜1010 山の鼻〜牛首分岐(休憩)
   1025〜1110 牛首分岐〜下ノ大堀川〜竜宮小屋(休憩)
   1125〜1230 竜宮小屋〜牛首分岐〜山の鼻(昼食休憩)
   1300〜1350 山の鼻〜尾瀬植物研究見本園散策〜山の鼻(休憩)
   1405〜1510 山の鼻〜鳩待峠
    (歩行距離:約18.2km、歩行時間:約5.5時間、高低差:約190m)
   1525〜1545 鳩待峠〜(シャトルバス)〜尾瀬戸倉P
   1610〜1650 片品村「ほっこりの湯」(入浴40分)
   1650〜1955 ほっこりの湯〜道の駅かたしな〜金精峠・日光道経由〜団地




3.会計報告
(収入)参加費
   @ 主宰以外:7,300円/名×4名(計29,200円) A 主宰: 5,100円
        計34,300円
(支出)
   @ 交通費(主宰号): 12,750円=2,550円/名×5名
     ・燃料代: 3,550円(約440km、軽油:125円/l、燃費:15km/l)
     ・高速代: 往路4,690円+復路3,510円=8,200円
     ・駐車料金(尾瀬戸倉P): 1,000円/日
   A 運転慰労金:1,500円/名(往復約440km)×4名(主宰除く)=6,000円
   B 実  費: 2,550円/名×5名=12,750円
     ・シャトルバス代: 1,000円/回×5名×2回=10,000円
     ・入浴代: 550円/名×5名=2,750円
   C 主宰経費(写真、地図等資料、HP作成維持費等): 700円/名×4名(主宰除く)=2,800円
                                計34,300円

4.その他(コース概要など)
 今回の尾瀬ヶ原ハイキングは、2017年6月以来2回目。今回も天候に恵まれてのハイキングとなりました。鳩待峠から起点となる山の鼻に9:10頃に到着。トイレ休憩して早々に出発しました。出発早々水芭蕉の群生が見られ、水芭蕉やリュウキンカなどの花々、池塘に映る青空、雪が残る至仏山、勇壮な姿の燧ケ岳など、皆感激しながらの木道歩きでした。当初計画では牛首分岐で引き返す予定でしたが、足を伸ばして絵葉書ポイントの下ノ大堀川に立ち寄り、さらに竜宮小屋までも行ってきました。
 尾瀬ヶ原を楽しんだ後は山の鼻に戻って山荘で昼食をとり、前回同様に水芭蕉の大群生が見事な植物研究見本園も散策してきました。
 今回はコロナ禍の影響かハイシーズンにも関わらず思いのほかハイカーが少なく、われわれのペースで行動することができました。
約18キロ・3万歩という結果的にハードなハイキングでしたが、ハイキングシューズでの平坦な木道歩きということで皆へばることなく十分に楽しめた一日でした。また、尾瀬戸倉の駐車場に戻ったところで雨が降り出し、天候にも恵まれた一日でした。

以上


尾瀬ヶ原ハイキング写真集


尾瀬戸倉の第1駐車場に車を停め、シャトルワゴンに乗って30分弱で鳩待峠に着きました。
天気も最高、今日はハイキング日和です。



尾瀬の看板の前で記念撮影。ここは標高1591mもあるので肌寒い感じです。
8:07、尾瀬ヶ原の入口「山ノ鼻」に向けて出発です。



最初はこんな感じの石の緩やかな階段状の下り。ほどなく木の階段や木道になります。



何と、まだ雪が残ってます。前回はもっとありましたけど・・・



至仏山が綺麗に見えています。右側が至仏山で左側は小至仏山です。



木道歩きが続きます。このような橋もたまにあります。



ミズバショウが咲いている所に来ました。結構沢山咲いていて感激・・・
しかし、まだここは序の口なのです。



さらに進むと、なんと山桜が咲いてました! 山ノ鼻まであと少しです。



9:10に山ノ鼻に到着し、15分ほど休憩して早速出発です。ここが尾瀬ヶ原の入口。



尾瀬国立公園の看板。尾瀬憲章が書いてあります。



尾瀬ヶ原に入った途端、もうミズバショウの群生が・・・。後ろの山は至仏山です。



早速写真を撮りました。至仏山の残雪がいいですね〜



木道の左側。やはり水のある所にミズバショウは咲くんですね・・・



リュウキンカも咲いてました。黄色というか山吹色というか眩しいくらいです。



周りの白いポチポチはすべてミズバショウ。どんだけ〜という感じで咲いてます。



橋を渡ると湿原が水浸しになっていて、そのにもミズバショウが一杯咲いてます。



少し行くとミズバショウがパタリと無くなりました。木道の彼方には東北地方最高峰の燧ケ岳がそびえています。
コロナ禍のせいかハイシーズンなのにハイカーはまばらです。



休憩ポイントの脇道があったので、ここで記念撮影。前回もここで撮りましたね。
この辺りから池塘が多く見られるようになります。



ミズバショウが咲いてなくても見所はあります。今回はショウジョウバカマがあちこちで見られましたよ。



右側には水と新緑の森。水面に映る青空・新緑が綺麗です。



池塘を覗き込んでいたらイモリが泳いでました。写真、撮り損ないました・・・



池塘を縫うようにして木道が延びています。右側のコンモリは牛の首だそうで・・・



逆さ燧ケ岳が見られるポイントに来ましたが、さざ波があって逆さ燧は見えませんでした・・・



池塘を眺めながら先に進みます。



至仏山に白い雲。いい天気でいい眺めです。



橋を渡ります。川のほとりにはやっぱりミズバショウが一杯咲いてます。



10:14、牛首の分岐点に着きました。ここで休憩です。ハイカーが少ないので休憩場をゲットできました。



一息ついて記念撮影。まずは燧ケ岳をバックにパチリ。



至仏山をバックにしてもう一枚。思ったよりも時間が早かったので下ノ大堀川まで行くことにしました。



牛首から下ノ大堀川までは約800mです。途中の池塘で逆さ燧ケ岳を見ることができました!



ここでは逆さ至仏山が見られました。



何やらピンクっぽい小さな花らしきものが・・・。通りかかったハイカーが「ヒメシャクナゲ」と教えてくれました。
別名アンドロメダともいうんだそう。まだ咲き始めのようで、壺状の花が下向きに咲くみたいです。
調べてみたら別名は「ニッコウシャクナゲ」、学名が「Andromeda polifolia」なのでアンドロメダは学名なんですね。



下ノ大堀川の有名な写真ポイントに着きました。川と水芭蕉と残雪の至仏山、なるほど絶景です!
ここのミズバショウはすでに終わりかけで、1週間前ころが良かったそうです。残念・・・



はしゃぎながら写真を撮っていたら、傍らで弁当を食していたご夫婦が迷惑そうだったので謝っておきました・・・
ここから山ノ鼻に戻るには1時間くらいかかるので、トイレ休憩を兼ねて竜宮小屋まで足を伸ばすことにしました。



この辺りでもミズバショウが咲いてので、良さげなポイントを撮ってみました。



更に進むと足元にリュウキンカが一杯咲いてました。ということでパチリ・・・



足元で健気に咲き誇るリュウキンカ・・・



竜宮小屋まであと少しです。正面の黒い建物がそうですね。



竜宮小屋でトイレ休憩したらすぐ出発、もう11時半近いので山ノ鼻に戻って昼食です。
帰る途中で見えた逆さ至仏山。イマイチ・・・



至仏山を目指しながらの木道歩き。光の位置が違うので行きとは違った感じに見えます・・・



牛首まで戻ってきました。ちょうど12時です。一息入れてすぐ出発。



行きとは違った角度で色々と撮ってみました。



これもいい感じ・・・



逆さ燧ケ岳は見えないけど行きの時よりもいい感じの映り込み。



何となくいいですね〜



至仏山がだいぶ大きく見えてきました。



川そばのミズバショウ群生地が近くなりました。程よい塊のミズバショウがあったので撮ってみました。



川そばの群生地。



木道の下は洪水状態。雪解け水なんでしょうね〜



橋を渡る手前です。名残惜しい感じもしますね。



橋を渡ると湿地のミズバショウ群生地。山ノ鼻までもう少しです



川状の水たまりに沿ってミズバショウが生えています。



12時半、山ノ鼻まで戻ってきました。山荘の食堂で昼食です。皆でソバやうどんを食べました。



昼食休憩した後は研究見本園を散策に行きます。



早速木道まわりにミズバショウが咲いてます。



ミズバショウ群落の向こうに燧ケ岳。



こちらは至仏山方面



木道の周辺はミズバショウだらけです。左側の柵はシカ侵入防止ネットだそう。前回はありませんでした・・・



ミズバショウとリュウキンカのコラボ。綺麗です・・・



こちらのミズバショウは尾瀬ヶ原のものと比べてどれも小ぶりです。



いい感じの群生です・・・



アップで撮ってみました。



水のあるところミズバショウあり・・・



見本園の真ん中の分岐を戻りますが、燧ケ岳をバックのミズバショウ群生、絶景です!



ミズバショウの中を歩いていきます・・・



せっかくなのでポーズでパチリ。



水中ミズバショウ・・・



何かいい感じ・・・。



間もなく分岐点・・・



分岐点で振り返れば至仏山・・・



山ノ鼻に戻ります。



白樺(ダケカンバ?)が綺麗ですね〜



研究見本園の案内図。我々は右側を上に行って分岐から戻ってきたのです。
至仏山方面の池塘まで行ってみることにしました。



研究見本園の説明板。夏もよさそうですね。



ここを進んでいきます。至仏山の登山道の一部にもなっています。



こんな感じ。下から見上げるので至仏山が低く見えますね。右側に池塘に寄ります。



池塘に映る逆さ至仏山。



近くにいたハイカーに撮ってもらいました。



アップでも撮ってくれました。これが最後の集合写真・・・
この後山ノ鼻に戻り、ソフトクリームを食べて鳩待峠に帰ります。



鳩待峠までの帰りは約200mの登りです。かなり消耗したので途中で休憩しながらでした。ゴールはここです・・・



15:10、鳩待峠到着です。約7時間のハイキングで、約18km・3万歩はお散歩倶楽部の記録です!



チケットを買ってバス乗り場へ。至仏山が見えますが雲行きが怪しくなってきました。



15:25発のこのバスに乗って尾瀬戸倉の駐車場に戻ります。バスに揺られての居眠りは心地よかった・・・
途中から雨がポツポツと降ってきて、駐車場に着いた途端本降りになりました・・・終わり



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