第35回 リベンジの百名山「安達太良山」軽登山の報告


 一昨年8月は雨中で眺望のない残念な山行だった「安達太良山(1,700m)」をリベンジ登山ということで7月10日に企画しました。
 梅雨に入ってから山行計画が2回連続で流れ、今回も天気予報とのにらめっこという状態で日程変更も検討するなど皆さんを混乱させてしまいましたが、結果的には予定通り7月10日に実施しました。
 そんなこともあってか、参加者が2名だったため今回は個人的な山行として報告します。

1.参加者(計2名)
  主宰、Iさん

2.行程実績
   0530〜0810 団地発〜日立南IC〜常磐道・磐越道・東北道〜二本松IC〜奥岳登山口P
   0830〜0900 ロープウエイ乗車、登山準備等
   0900〜1015 山頂駅(1350m)〜薬師岳展望台〜安達太良山頂・乳首(1700m)
   1040〜1100 安達太良山頂・乳首〜牛の背〜矢筈森(昼食)
   1135〜1405 矢筈森〜峰の辻〜勢至平分岐〜奥岳登山口
   1415〜1450 奥岳の湯入浴
   1500〜1810 奥岳登山口〜二本松IC〜東北道・磐越道・常磐道〜日立南IC〜団地
        (歩行距離:約9.7km、歩行時間:約3.5時間、高低差:登り約350m、下り約760m)





4.その他(コース概要など)
 奥岳登山口に到着したときはガスっていて寒い状態。今回も前回同様に天候に恵まれない山行かと思ったのですが、ロープウエイ山頂駅は晴れているとの情報。それを信じてロープウエイに乗ると高度が上がるにつれガスは薄まり、山頂駅ではピーカンの晴天。眼下には雲海が広がる絶好の眺望の中で山頂を目指しました。山頂からは360度の大パノラマ。福島市や郡山市がある東方面は雲海、西方面には磐梯山、西吾妻山、北方面には一切経山などが綺麗に見え、さらに噴火口跡の沼ノ平など素晴らしい眺望を堪能した山行でした。馬車道で一緒になった登山者が「梅雨の時期は下の方はガスっていても山頂は晴れのことが多い。」と、くろがね小屋のご主人が言っていたと教えてくれました。
 下山は男二人のため「くろがね小屋」のトイレ利用も不要ということで、峰の辻から最短距離で勢至平分岐に出て馬車道で登山口まで戻ってきましたが、歩き易い道とは言えないので、前回歩いた「くろがね小屋」経由がおすすめのようです。

以上


奥岳登山口。
ガスっていて寒いです。今回もダメか・・・。
山頂駅は晴れとの情報を得て出発することに。






























ロープウエイ山麓駅へ。
本当に上は晴れなのか信じられません。































ロープウエイといっても6人乗りのゴンドラです。
平日なので客は少ないです。































しばらくは霧の中。
































上に行くにつれてガスが薄くなってきました。
山頂駅が見えてます。
やったー! 山頂方面は晴天です!






























山頂駅の建物内から撮った写真。
下は素晴らしい雲海です!
9:00少し前に出発します。






























2・3分で薬師岳展望台到着。
安達太良山頂が綺麗に見えます。
この上が本当の空だそう。素晴らしい青空です。






























山頂をズームアップ。「乳首」がはっきりと見えます。
山頂のコンモリは「乳首」と呼ばれているんです。
「なるほど」と納得します・・・。






























シャクナゲに囲まれた登山道を歩きます。
所々にシャクナゲが咲いてますが、陽当りの良い所だけみたい。































シャクナゲのアップ。
後で調べたら「ハクサンシャクナゲ」だそうです。































出発して約30分。
途中に広い所があったので休憩します。
安達太良山の山容が良く見えます。






























先へ進み振り向くと素晴らしい雲海です。
山頂駅も雲の中に入ってしまったようです。































シャクナゲなどの低木に囲まれた道からこんな岩ゴロゴロの
道になりました。
だけど広々していて眺めもいいんです。






























振り返るとこんな感じ。
見事な雲海。思わずピースです。































山頂の乳首が見えてきました!
































右手方面は北、鉄山方面です。
右側に延びる筋は峰の辻方面への登山道ですね。































山頂まであと少しです。
































鉄山方面と雲海。
































10:13、山頂到着です。
目の前の岩山は「乳首」です。
この人秋田県横手市から一人でマイカーできたそうです。
我々よりもご年配らしき女性ですが元気です。





























登ってきた方面を振り返るとこんな感じ。
雲海と青い空が絶景です。
この写真だけ見ると北アルプスに来たみたい・・・






























乳首をバックに記念撮影。
サイコーです!































乳首に上がってきました。
素晴らしい眺望です。
Iさん、早速スマホで写真撮ってます。






























西側方面の眺望。
遠くに磐梯山が見えます。































磐梯山のズームアップ。
昨年の今頃磐梯山に登りましたが雲中で眺望なしでしたね。































こっちは北側の眺望。
鉄山方面です。































鉄山の奥には一切経山が見えます。
鉄山の山頂に何やらありますが沼ノ平火口の監視カメラ
だそうです。
この映像はインターネットでも見られるのだそう。





























三角点の前で記念撮影。
前回は雨と強風の中でした・・・































看板もあったのでここでもパチリ。
看板は置いてあるだけ。風で飛びそうです。































東側の雲海バックでも一枚。
下山するのが勿体無いくらいの良い天気です。































乳首を後にして下山ルートに向かいます。
































峰の辻方面と篭山(1548m)と雲海。
































鉄山方面に向かいます。
正面の一番高い所が鉄山です。
見晴しの良い道を行きます。
前回はガスと強風の中でした。





























沼ノ平が見える所はもう少しです。
遠くに磐梯山や秋元湖が見えます。































沼ノ平火口が見えました!
1900年(明治33年)の中規模水蒸気噴火では72名の
死者が出たそうで、今の火口はその時に生じたとの
ことです。
1997年には火山ガスで4名の死者が出たこともあり
今でも監視対象の火山になっているそうです。



























沼ノ平火口をバックに一枚。
































鉄山方面にもう少し行ってみます。
一時間足らずで往復できそうです。
主宰一人なら行くのですが相棒が乗り気じゃ
ないので止めました。





























高い所は「矢筈森(1673m)」のピークです。
11時過ぎたので右側のケルン辺りで昼食を摂る
ことにしました。






























安達太良山頂方面です。
山頂で出会った秋田県の女性も来ました。
5年前にご主人を亡くし元気なうちにやりたい
ことをやっているということでした。





























お疲れ?のIさん。
昼食摂って元気出しましょう!































昼食を食べ終えて主宰一人で矢筈森の頂上に
来てみました。
名無しの岩峰とバックに篭山と雲海。






























南に安達太良山頂。
































西側方面。
Iさんが休憩してます。
この後、峰の辻方面に下山します。






























下山途中から見た山頂方面。
手前の小さなピークで乳首というよりきれいな
バストに見えます。






























左端は矢筈森、右は名無しの岩峰。
手前に赤い花(サラサドウダン)が咲いてます。































こんな所を下りてきますが傾斜はきつくないです。
岩ゴロゴロなので慎重に足を運びます。































峰の辻に到着です。
ここで昼食休憩する人も多いんです。
バックに山頂の乳首が見えます。
ここから直接山頂方面に行くルートもあります。





























乳首のアップ。
我々は休憩もせず下山します。
前回とコースを変えて勢至平分岐に最短コースで
向かうことにしました。





























一時間足らずで勢至平分岐に出ました。
ここからは馬車道で車(ジムニーくらいか?)も
通れる道になります。
最短コースは低木繁る狭い登山道。急勾配はない
ものの歩き易い道ではありませんでした。
くろがね小屋方面に出たほうが良かったかも・・



























14:05、奥岳の湯まで戻ってきました。
Pはすぐそこです。
この温泉は奥岳登山口にあるので便利なのです。
RW利用券を見せると50円割引になるとのこと。
忘れたのでそのまま600円払って入りました。
汗を流して帰ります。お疲れ様でした。

Fin






























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