第17回 赤城山(黒檜山〜駒ケ岳)軽登山の報告


 本年6回目のお山歩倶楽部登山は、5月26日(土)に日本百名山の群馬の名峰赤城山を黒檜山から駒ケ岳(1,685m)と巡ってきました。
 赤城山(あかぎやま)は、赤城山と呼ばれる峰があるのではなく、標高1,828mの主峰・黒檜山(くろびさん)と、駒ケ岳(1,685m)、地蔵岳(1,674m)、荒山(1,572m)、鍋割山(1,332m)、鈴ヶ岳(1,565m)、長七郎山(1,579m)などからなる山々の総称なのです。
 今回は、主峰であり最高峰の黒檜山から駒ケ岳を巡る最も人気のあるコースとしました。途中体調不良者の発生により救急要請するなど、予定通りにはならなかったものの全員無事に水戸へ帰着することができました。
 参加者は7名で、今回初参加で初登山のIsさんが東海村から参加してくれました。Isさんは主宰の元勤務先の方で、昨年に登山用具一式を揃えたのですがなかなか登山に行く機会がなく、今回やっと参加できたとのことでした。



1.参加者(計7名)
  主宰、Inさん、Tさん、Kさん、Miさん、Muさん、Isさん(初参加)

2.行程
   歩行距離:約5.5km、歩行時間:約4時間45分、標高差:約480m

6:00団地発〜8:45赤城山大洞P到着・登山準備〜9:00

9:00大洞P出発〜9:20黒檜山登山口着
9:21黒檜山登山口発〜11:30尾根筋・山頂周辺(大休憩・昼食)
12:50発〜13:30トラブル対応15:30〜15:44 駒ケ岳山頂〜
16:32駒ケ岳登山口・大同P到着

17:20大同P発前橋市内(病院)経由〜20:40団地着



















































3.会計報告
  (収入)参加費:4,500円×7名=31,500円
  (支出)燃料代・高速料金・運転慰労金(約350km):26,600円/2台
      主宰経費:700円×7名=4,900円
                       合計:31,500円
  (収支)31,500円−31,500円=0円

4.その他
 今回は、日本百名山の群馬の名峰赤城山に登りました。スタートから険しい岩のあるルートで汗を絞られながら山頂を目指しました。
 ルート途中では赤城神社や大沼を見下ろす絶景のほか、新緑に加えてピンクや白のツツジが満開で、この時期ならではの山登りでした。
 しかしながら、山頂目前でメンバーに体調不良者が発生し予定を変更して対応しましたが、駒ケ岳方面への下山途中(標高1,620m地点)で再度体調不良となったため救急要請を行うこととなり、救急隊の救助ヘリにより前橋市の病院へ救急搬送していただきました。
 幸いにも大事には至らず病院で休むことで快復し、無事全員で水戸へ帰着することができました。対応中に通りかかった登山中の看護師さんやお医者さん、最終的には救急隊の皆さん(登山口での待機組を含め総勢10数名)に大変お世話になり、感謝の気持ちで一杯です。
 最初救助ヘリが待機場所に飛来したものの霧のために対応できず、救急隊員による搬送下山も準備・検討されましたが、幸運にも霧が薄くなったところで2度目の救助ヘリが飛来し、無事にヘリ搬送ができたのでした。
 また、この緊急事態にメンバーの皆さんにも献身的な対応いただき、本当に助かりました。この場を借りて感謝申し上げます。
 体調不良の原因は確定的なことは定かではありませんが、普段よりも多くの汗をかきながら登ったことや、水分補給に麦茶を飲んでいたとのことから、塩分不足で脱水症状を起こした可能性があります。また、コースに合わせた歩行ペースや休憩の取り方、メンバーの体調把握、救急通報など、主宰として反省すべき点も多々ありました。
 今回の事例を踏まえて改善できるところは改善し、安心して登山を楽しめるようにしていきたいと考えております。
 なお、下山後のお楽しみの立ち寄り湯(滝沢温泉)は、当然ながら見送りました。またの機会に寄れればと思っています。

以上


赤城山の大沼ほとりの大洞駐車場に到着しました。
準備万端整えて出発です。
駐車場はほかのハイカーの車で一杯でした。

























駐車場から赤城山を見上げます。
道路脇から山がせりあがっています。
左側の山が目指す黒檜山です。

























駐車場から一般道を20分ほど歩いて登山口に
着きました。標高は1366mです。
ここから黒檜山を目指して登ります。

























登山口からいきなり岩ゴロゴロの急登です。
初参加で最若手ののIsさんは主宰の後ろに付きます。


























こんな楽そうなところもあるのですが、
多くは岩ゴロゴロのルートです。


























初参加のIsさん、必死に登ります。



























大沼が見渡せる所に出ました。
赤城神社が見えます。
大沼の背後の山は「地蔵岳」です。

























この眺望に皆さん感激です。
初登山のIsさんも大喜びです。


























岩ゴロゴロの急登はさらに続きます。



























次の眺望ポイントでのアップ写真。
景色は同じですが高度感が違います。
左上が大同駐車場です。

























「猫岩」に来ました。
この少し上で転倒負傷者がいて仲間が
救急要請をしていました。
この後ヘリが飛来し救助活動が行われ
ました。
























岩ゴロゴロはまだまだ続きます。
要所要所で休憩し水分補給をしながら
さらに登ります。

























所々に山ツツジが咲いてます。
ピンクに赤に白にと色とりどり。
これが唯一の救いというか慰みです。

























山頂の尾根筋まではもうすぐです。
しかしこのあと体調不良者が発生してしまい
ました。横にできる所ではなかったため皆で
尾根筋まで担ぎ上げて休ませることにしました。
























体調不良者の介抱をしながら個々に昼食や
山頂近辺の探索をしました。
これは黒檜大神です。

























黒檜山山頂。
眺望ポイントはここから先に2分ほどの
所です。

























初登山のIsさん、眺望ポイントにきました。
霞んでいましたが、まずまずの眺望です。
大勢の他のハイカーが休んでいます。

























Isさん、主宰に三角点を教えられて
記念に自撮りしてます。


























体調不良者が快復したので山頂で
記念写真を撮りました。
主宰のカメラ電池切れです・・・
メンバーのスマホで撮りました。
























全員で黒檜山から下山し駒ケ岳へ向かいます。
結構急な階段です。
慎重に慎重に・・・






































黒檜山と駒ケ岳の中間地点まで下ってきました。
ここから駒ケ岳へ登り返しになります。
この先で体調不良が再発したためここまで戻り
救急要請しました。
























救急隊の指示により体調不良者と付添者を
残して下山し、駒ケ岳山頂まできました。
全員でないのが残念です。
途中でヘリが飛来し体調不良者を搬送して
行きました。
この辺りにも救急隊員2名が居て現場と通信
してました。

























急な鉄製階段や九十九折りの登山道をひたすら
下ります。
写真にはありませんが、下山途中でのツツジが
見事だったのがご褒美というか、救いでした。

現場に残った付添者は救急隊員と一緒に後で下
山してきましたが、足が速くて着いて行くのが
大変だったそうです。

Fin




























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