安全対策について

                                     平成30年6月10日作成
お山歩倶楽部「山喜遊」

 赤城山軽登山時の救急要請事案を踏まえて、今後の登山等における安全対策を以下に示す通りとして実施しますので、ご理解とご協力をお願いします。

1.事前の情報提供について
現在、参加者に当日配布している概略行程・地図等については、注意事項等も含めて事前配布することとし、安全登山への意識付けや準備に資することとします。

2.登山計画書の提出について
 登山計画書については、軽登山では作成しないケースもありましたが、今後は軽登山でも作成し登山ポストや当該県警等に提出することとします。

3.参加者の体調管理等について
@ 出発時に参加者の体調状況について主宰が確認し、必要に応じて無理のないルートに変更する等の対応を行うこととします。
A 登山前の準備体操については各自にお任せしていましたが、今後は全員でストレッチ体操を行うこととします。
B 登山開始後にあっては、参加者の体力やペースを勘案するとともに、参加者からの要求も踏まえて、適切に休憩等をとることとします。

4.非常時の通信連絡手段の確保について
 主宰の携帯電話(au)では通信エリアが限定されるため、山岳でも比較的通信が可能なNTT携帯電話(通話専用)を別途主宰が契約して携帯することとします。月々の経費は主宰経費等で賄うこととします。
なお、電話番号はメンバーにのみお知らせします。

5.レジャー保険の加入について
 山岳保険等には各自で加入するようお願いしているところですが、万一に備えて今後は毎回「1DAYレジャー保険」に加入することとし、実費として参加者から保険料を参加費に含めて徴収することとします。加入手続きや保険料支払い等は主宰が登山当日の前日までに立替払いで一括して行います。
 当該保険は、グループで加入できるため一人1日あたり300円の保険料で次の保障があります。なお、保険料は掛け捨てであり、荒天のため中止しても保険料は返却されません。また、同保険は70歳以上の方や他の障害保険(500万円以上)に加入されている方は加入できませんのでご了解ください。
@ 障害死亡保険金: 事故時から180日以内に死亡した場合 200万円
A 障害入院時一時保険金: 負傷により5日以上の入院をした場合 10万円
B 骨折時一次保険金: 転倒等により骨折した場合 7万円
C 日常生活賠償保険金: 石を落として他人を死傷させた場合 最大1億円
D 救援者費用等保険金: 遭難時に民間救援を要請した場合 最大300万円

6.参加者へのお願い
@ 普段から散歩を行うなど、体力維持や体調管理に努めてください。
A 登山日の数日前から早寝早起きに心掛け、登山当日に寝不足とならないようにしてください。寝不足は体調不良の原因になります。
B 前当日に体調が思わしくない場合は、遠慮や気兼ねすることなく主宰にキャンセルを申し出てください。
C 登山時の頑張り過ぎは禁物です。ペースダウンや休憩を要求するなど、主宰に遠慮なく声掛けをしてください。
D 水分補給は塩分補給も兼ねることから、水やお茶ではなくスポーツドリンクをお勧めします。味が濃いと思われる方は水で半分程度に薄めるとよいでしょう。特に夏季登山時など、多汗時は意識して塩分摂取に心がけてください。塩飴や梅干しなどもお勧めです。高年者の脱水症は若い人と比べて重症化するおそれがあり、回復も遅いそうですので十分な注意が必要です。
E 特に女性は登山中のトイレを気にして水分摂取を控える傾向があります。登山時の花摘み(野外用便)は恥ずかしいことではありません。当然のことと覚悟して参加するようお願いします。
F スポーツサプリとして、味の素の「アミノバイタル」をお勧めします。登山開始時や昼休憩時、体力消耗時など、これから頑張るというときに効きますので試してみてください。顆粒タイプとゼリータイプがあり、ドラッグストアで購入できます。
G 切り傷や擦り傷を負った場合の備えとして、カットバンなどを携帯するようにしてください。
H 登山行程やルート、緊急時の連絡先(主宰の緊急用携帯電話)を事前に家族等に伝えておいてください。

 以上
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