実施要領(参加費計算方法含む)及び注意事項等

平成29年4月作成
                                      平成29年10月(改)
                                      平成30年3月(改)
                                      2019年1月(改)
お山歩倶楽部「山喜遊」

1.ハイキング・登山の計画及び実施
@ 「ハイキング」は高度差が300m未満程度の里山歩き、「軽登山」は高度差300〜600m程度の山行(登山初級)、「登山」は高度差600m以上の山行(登山中級)と定義する。登山中級の場合は、鎖場・ロープ等の斜面がある場合がある。
A ハイキング計画又は登山計画については、会員の要望を踏まえて主宰者が日程・コース等を検討し、会員に電話・メール・文書等で連絡する。会員は参加の可否を主宰者に連絡する。
B 主宰者は、参加人数を確認し催行の可否を決定するとともに、参加者に登山行程や注意事項及び登山ルートを示した計画書を事前に配布する。
C 参加希望者が3名に満たない場合は、お山歩倶楽部「山喜遊」の行事としては催行しない。なお、個人的なハイキング又は山行としての実施を妨げるものではない。
D 催行予定日が雨天予報(降水確率40%以上)の場合は原則として延期とし、主宰者が前日夜までに参加予定会員に通知する。延期する場合の日程については、原則として翌日とするが参加予定者の予定等を勘案して調整することがある。
E 登山を実施する場合は、主宰者は登山計画書を作成し、登山前に登山ポスト又は所轄県警等に提出(ネット提出含む。)することを原則とする。
F 本会主催の山行以外に、ツアー会社やアウトドア店舗等が主催するハイキング・登山への参加を計画する場合がある。この場合においても主宰者が会員に連絡し、参加者を募るとともに申込みは一括して主宰者が行う。
G 登山後は原則として近隣温泉等の入浴施設を利用する。入浴料金については各自の負担(施設にもよるが概ね千円)とするが、参加費に含めて徴収することがある。また、着替え等については別途準備・持参すること。
H 主宰は、参加者のうち70歳未満の者について、実施前日までにワンデーレジャー保険(300円/人・日)を申込み、支払いを済ませておく。参加者には車内等で確認できるよう保険料払込票を持参することとする。

2.服装・装備
ハイキング・登山に必要な諸装備(ザック、登山靴、防寒着、雨具、帽子、手袋など)は各自で準備すること。また、登山初心者やバランスに不安がある者にあってはダブルストックの利用を推奨する。
@ ザック: 30リットル前後のもの。アウトドア専門店で体型に合ったものを選ぶことを推奨。レインカバー内蔵が良い。
A 登山靴: 防水性のあるハイカットの登山靴を推奨する。ハイキングや軽登山ではローカットの登山靴やハイキングシューズでもOK。ズック靴の場合は靴底の厚いものがよい。
B 雨 具: 上下セパレート型のもの。ポンチョ型は不可。蒸れにくいゴアテックスなど透水性のあるものがベター。基本的に雨天時は開催しないこととしているが、天候の急変に備えて必ず準備・携行すること。また、雨具は休憩時の防風・防寒対策としても有効である。ハイキングの場合は普通の雨具や折り畳み傘でも可とする。
C 防寒具: 通気性のあるフリースタイプを推奨する。雨具は風除けにはなるが防寒という観点では不向きである。ダウンでも可であるが、行動中は汗をかくので脱ぐのが原則。
D 服など: 服・下着及びパンツ(ズボン)は綿製のものやジーンズは不可。ポリエステルなど吸汗・速乾性のある合成繊維製のものを推奨する。また、靴下は綿製の厚手のものがよい。
E その他: 帽子(日除け)、手袋(手の保護のため。木や枝、ロープ・鎖を掴むことがある。)、汗拭き、予備のシャツ(汗をかいた時の着替え)、サングラス、日焼止めクリーム、ヘッドランプ(登山時に予期せずに時間がかかり暗くなった場合に必要)など。

3.飲物・行動食等
@ 飲物は特に重要であるため、余分に準備すること。ただの飲料水でもよいが、スポーツドリンク(ポカリスエット、アクエリアスなど)が塩分やミネラル補給もできるので、それを推奨する。スポーツドリンクは水で半分に薄めるとなお飲みやすい。携行量としては、季節にもよるが最低でも1リットル(500のペットボトル2本)は携行すること。夏場においては1.5〜2リットル必要である。
A 行動食は休憩時のエネルギー補給のため手軽に食せるもの。チョコレート(コーティングされていて溶けないもの)、ナッツ類、レーズン、菓子パン、羊羹など、高カロリーなものが良い。ゼリータイプのものも推奨。夏場の発汗時期は塩飴等も持参すること。
B 昼食は、オニギリやカップ麺、アルファ米など、自分で食べたいもので可。ただし、カップ麺などは環境保護のためスープ等を捨てることのないようにすること。カップ麺に必要なお湯やバーナー・コンロ等は各自で準備すること。

4.交通機関
@ 交通機関は、基本的に主宰のマイカー乗り合わせとする。定員オーバーの場合は参加者の中からマイカーを出していただける方をそのつど決定する。ただし、当該車両については任意自動車保険の搭乗者傷害特約に加入していることを条件とする。
A 人数に見合うマイカーの台数調達が困難な場合や、遠方のため運転者の負担が大きい場合については、交通手段として別途マイクロバス等を借り上げて行うことも検討する。その場合、バス会社と契約もあることから、基本的に少雨決行とする。なお、バス代については参加者の人数割りで徴収する。
B ツアー会社主催のハイキング・登山に参加する場合は、参加費は参加者がそれぞれ負担する。

5.その他
@ 当倶楽部が実施する登山・ハイキングの参加費は、交通費、実費及び主宰経費の合計とし参加者(主宰を含む)から徴収することとし年会費は徴収しない。参加費の計算方法については、別掲のとおりとする。
A 登山中の事故は、基本的に自己責任であるため、会員は自ら傷害保険や登山保険に加入することを推奨する。会としては加入者や保障内容が限定されるが、ワンデーレジャー保険に加入することを原則とする。
B ハイキング及び登山では5〜10km程度の山道を5・6kg程度のザックを背負って歩くため、それに必要な体力があることが前提である。従って、心臓病や高血圧等の持病がある場合は、主治医に確認し了解を得ておくこと。
C 会員は、自らの体力・力量を把握するとともに、体力・力量を超えると思われる登山への参加は控えること。また、普段からウォーキングやジョギング、スクワット運動等を行うことにより、基礎体力の向上に努めること。
D 主宰は、登山・ハイキング実績を踏まえてこの実施要領を適時改正する。

以上


参加費の計算方法について

平成30年3月
(改)2019年1月
(改2)2019年7月
お山歩倶楽部「山喜遊」

 お山歩倶楽部が実施する登山等に参加費については、そのつど燃料代や運転慰労金等を計算して算出してきましたが、平成29年度の実績や参加者からのご意見等を踏まえ、平成30年度から計算方法を定めて行うこととし、実施後の会計報告を簡略化していました。また、登山中の体調不良者発生に伴う救急搬送要請事例を踏まえて平成30年6月から山行毎にレジャー保険に加入していますし、交通費の計算も実績のさらなる積み重ねや今後の遠方での山行に備えてさらに見直しを行いましたので、皆さんのご理解とご協力をお願いします。

1.基本的な計算式
 算定に当たっての基本的な計算式は、次のとおりとします。なお、計算結果の端数については50円未満は切り捨て、50円以上は100円に切り上げて丸めることとし、その差額は交通費で調整することとします。
   参加費 = 交通費 + 実費 + 主宰経費

2.交通費の計算方法
  計算式は、次のとおりとします。なお、参加人数には運転手を含みます(運転慰労金を除く。)。
   交通費 =(燃料代+有料道路料金+駐車料金)÷ 参加人数 + 運転慰労金
  内訳それぞれの算出方法については、以下に示します。なお、ご夫婦等家族のみ乗車する場合、そのご家族で交通費を負担いただくこととし、本計算式は適用しません。
(1)燃料代
   燃料代 = 往復走行距離 ÷ 燃費 × 燃料単価
  @ 往復走行距離
     ナビソフトで距離を算出し、10km単位で丸めた数字とします。
  A 燃費
     燃費は車種により異なるため、下表のとおりとして算出します。
  B 燃料単価
     燃料単価は、時価を用います。具体的には、一番近いスタンドのシェル石油けやき台店の電光表示板単価を用いることとします。
(2)有料道路料金
   有料道路料金は、高速道料金(ETC料金)とその他有料道路料金の実費とします。
(3)駐車料金
   駐車料金は、利用した駐車場の実費とします。
(4)運転慰労金
   運転慰労金は、運転手への慰労と車の原価償却を考慮したもので同乗者が負担するものとし、走行距離により運転手の負担や車への負荷も異なることから、往復走行距離に応じて下表のとおりとします。(2019年7月1日変更)

3.実費の計算方法
  実費は一人当たりの経費で、その計算は次のとおりとします。
   実費 = 保険代 + 入浴料金 + 乗物利用料金 + 宿泊費
(1)保険代
   保険代は「ワンデーレジャー保険」の保険料(300円/人・日)で、70歳未満の方(700歳以上の方は加入できません。)を対象に加入します。保障内容は、傷害死亡保険金200万円、傷害入院一時金6万円、骨折時一時保険金4万円、救援者費用等保険金100万円などです。詳細は三井住友海上火災保険のホームページを参照ください。
(2)入浴料金
   温泉又は入浴施設の一人当たりの入場料の実費とします。なお、レンタルタオル等の代金は別途個人負担となります。
(3)乗物利用料金
   ロープウェイ、ケーブルカー、リフト、シャトルバス等の交通機関の一人当たりの利用料金の実費とします。ただし、倶楽部の行動とは別に個人的にこれらを利用する場合は別途個人負担となります。
(4)宿泊費
   宿泊費は、山小屋等宿泊施設の一人当たりの利用料金の実費とします。ただし、お酒等の飲み物代やツマミ代は別途個人負担を基本とします。

4.主宰経費(新設)
 平成29年度は、初年度ということで一人当たり千円の年会費を徴収するとともに、山行毎に写真代として参加者から200円を徴収していました。また、これ以外にも地図の作成配布、報告書等の作成配布及びホームページ維持費など、主宰の負担は以外に多いのが実態でした。
 これらの状況を踏まえて「主宰経費」を新たに設けることとし、山行毎に参加者一人当たり700円の経費を負担していただくこととします。この主宰経費には参加者へのガイド料及び地図・写真の配布、メンバーへの各種案内や報告書の作成配布並びにホームページ作成・維持費、緊急連絡用携帯電話料金に充てることにします。なお、これに伴って年会費千円の徴収は平成30年度からは取りやめています。

5.その他
   この参加費計算方法については、今後の実績を踏まえて必要に応じ見直していくこととします。



             ◇燃費・運転慰労金一覧◇

     車  種    一般道5割超    高速道5割超
 CX-5(ディーゼル)  14 km/l(12〜2月:12 km/l)  15 km/l(12〜2月:13 km/l)
 ガソリン車(2リッタークラス)  11 km/l(12〜2月:9 km/l)  12 km/l(12〜2月:10 km/l)
 ハイブリット車  20 km/l(12〜2月:18 km/l)  20 km/l(12〜2月:18 km/l)

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   往復走行距離  運転慰労金(運転手除く)
 150km以下   500円/人
 150km超300km以下   1,000円/人
 300km超450km以下   1,500円/人
 450km超600km以下    2,000円/人
 600km超750km以下    2,500円/人
 750km超900km以下    3,000円/人
 900km超1,050km以下    3,500円/人
  1,050km超   4,000円/人