03.山でコケた話

山の事故で多いのは道迷いと転倒だということらしい。
主宰は道迷いは経験したことがないが、コケたことがある。
それは北アルプスの常念岳を下山している時のこと。
山頂で絶景を満喫し、常念乗越へ下る途中のザレ石に右足が後ろに滑って、前にコケたのである。
若ければオットットで済むのであろうが、残念ながら還暦を迎えた身ではそうもいかず、前のめりに倒れたところに
岩があり、そこに左前頭部をぶつけたのであった。
イテテ〜と帽子を脱いでぶつけたところを確認するとポタポタと出血!ザックから日本手拭いを出しハチマキをして
応急処置をした。その後、常念小屋に立ち寄ってカットバンを貼ってもらい、そのまま下山して温泉に浸かり水戸の
自宅に無事帰還したのであった。
帽子をかぶっていたため頭が直接岩にぶつかったわけではなく、また幸い岩の平らな面であったため、大きな怪我に
はならなかったが「ゴツン!」という鈍い音がした時は正直やばいと思ったものである。
家に着いて家内にその話をしたら、もう山には行かせないと怒られたのは当然のことであった。
病院では見てもらわなかったが、内出血していたようで日がたつにつれてぶつけた所が黒ずんできて、左目がパンダ
のようになったしまい、消えるにはしばらく時間を要したのは言うまでもない。


常念乗越まで下山。
頭に血の付いた手拭いが・・・。
































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