01.トップページの山

トップページの山は北海道の東大雪山系唯一の2000m超峰「ニペソツ山(2013m)」である。
主宰が登頂した山の中で一番好きな山で、iPhoneの壁紙にもしているほどの山なのだ。
「ニペソツ」とはアイヌ語で「シナノキの樹皮(内皮)・〜が群在する・もの」という意味らしいが確定的はことは
定かでないようである。
「日本百名山」を記した深田久弥は執筆後の昭和42年8月に登頂しており、著書『山頂の憩い「日本百名山」その後』
で、「日本百名山を出した時、私はまだこの山を見ていなかった。ニペソツには申し訳なかったが、その中に入れな
かった。実に立派な山であることを登ってみて初めて知った。」と記しており、幻の日本百名山と言われている山な
のだ。
今では日本二百名山に選定されているが、深田久弥が同著を書き下ろす前に登頂していれば間違いなく百名山に選ば
れていたであろうと残念な思いもする。
ニペソツ山は見てのとおりピラミダルな単独峰。登山口から約3時間かけて前天狗岳まで登って初めて見えるのであ
るが、その山容が見えたときの圧倒的な迫力と感動は今でも忘れられない。
登山ルートは十六の沢川沿いの林道を入った杉沢出合登山口からが一般的なコースで、前泊した幌加温泉からのルー
トもあるようだが距離が長くて利用者が少なく登山道も不明瞭らしい。主宰は当然杉沢出合登山口から登った。
主宰がこの山に登ったのは平成23年8月20日。林道を登山口まで車で行けたのだが、平成28年8月の北海道豪雨災害
で林道が壊滅的な被害を受けて現在でも通行止めになっているそうだ。しばらくはこの山に登るには幌加温泉ルート
を使うか、林道を往復4時間半かけて歩くしかないようである。林道が早く復旧することを祈るばかりである。


前天狗岳からのニペソツ山。
見えた時の感動は忘れられない。
























ニペソツ山の山頂。
この看板は今ではおしゃれなものに更新されているようです。
























後ろの山は登ってきた天狗岳。
主宰の後ろは大絶壁です。

























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